2026.06.16
皮膚科学会総会で学んだこと
先週末に日本皮膚科学会総会が京都国際会館で開催され、当院医師全員で出席してきました。

皮膚科の分野も日進月歩。
新しい薬や治療法が数多く発表されており、最新の知識を得ることができました。
学術的なことは私自身もさらなる勉強が必要なので、山ほど参考書を買いました💦
ここでは、明日から役立てることができる、なるほどと思った知識を抜粋して皆さんにお伝えします。
🔷アトピー性皮膚炎
生物学的製剤の適応や使い分け、今後どのサイトカインをターゲットにした治療がでてくるかなど盛りだくさんでした。
とはいえ、普段からの外用治療はいまだに最重要課題です。
なかなか毎日塗れなかったりで良くならない患者さんも多いです。
「どこに外用すればいいのでしょうか」という質問が多いですが、
大事なのが
「赤いところを選ばない」
ということ。
目に見えない炎症を抑えることが、アトピー性皮膚炎の病状を抑えてかゆみがおきにくい肌へ導くことにつながります。選ばず、面で外用することが大事です。
目安として
「入浴時や汗をかいたとき痒いと感じるところは薬を塗る」
というのは分かりやすいのではないかという講演でした。普段の外用部位の参考にしてください。
🔷金属アレルギー
当院でもView39(採血)やパッチパネルSを使ったアレルギー検査を行っています。
アレルギー検査 パッチテスト行っています – 任医院 | 京都市JR円町駅すぐ | 皮膚科・美容皮膚科、麻酔科ペインクリニック
検査によって陽性になった場合、どのような対応をする必要があるのかを学びました。
特に全身型の金属アレルギーの場合、食品制限が必要となる場合もあります。しかし、なんでも除去するだけなくまずは外用治療や身に着ける金属に注意することから始めます。
金属アレルギーの原因として特に多いニッケルなどは玄米やナッツ類、チョコレートや果物など多岐に渡るため、
嗜好品として毎日摂取している場合は量を減らすことが有効な場合があります。
また、最近はチタンアレルギーの報告も増えており、疑われる場合は検査が必要ということです。
特殊な試薬となるため、当院の場合は大学へご紹介しています。
🔷尋常性ざ瘡(にきび) ・ 酒さ(赤ら顔)
過剰保湿が原因となっている場合も多いので、過度な保湿を止める「引き算」の治療が大事になるという講演でした。
特に酒さの患者さんは敏感肌の方が非常に多く、過度な保湿でテカテカしてしまい、逆にぶつぶつが増えるという悪循環に陥っている方も少なくありません。
インナードライ+過剰保湿が原因と思われる場合はスキンケアの中止も選択肢になります。
当院ではノンコメドジェニックの化粧品をご紹介していますので気になる方はご相談ください。
任医院では様々な治療を組み合わせて症状の改善を目指します。
赤ら顔・酒さの赤みに エリセゴゲル取り扱い開始 – 任医院 | 京都市JR円町駅すぐ | 皮膚科・美容皮膚科、麻酔科ペインクリニック
この他様々な知識を得ることができました。しっかりかみ砕いて日々の診療に活かしていきます。
皮膚疾患に悩んでいる方は是非診察にお越しください😊









