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2020.01.18

CLINIC BLOG

ニキビ治療 塗り薬について

こんにちは。京都市の任医院 皮膚科・美容皮膚科の医師の浅井です。

今日は引き続きニキビの保険治療に関してです。

ニキビの治療ですが、どの程度ひどいかによって治療法が変わります。

ニキビは

毛穴のつまってできる白ニキビ(面皰)

そこにアクネ菌が感染してできる赤ニキビ

治った後にできるニキビ痕、色素沈着

の順に進展していきます。

赤ニキビが気になって受診される方が多いのですが、赤ニキビを治しても面皰が残っている状態で治療をやめてしまうと、またそこが詰まって、赤ニキビが出来てくる…という悪循環になってしまいます。

ニキビの治療で一番大事なのは、面皰、ニキビのでき始めから治療をしてニキビの出来にくい肌にする!!ということです。

根本的な肌質を変えていくのはやっぱり時間がかかります。
「早く治したい」という気持ちは患者さんも私達医師も同じですが、気になる赤ニキビを治しながら肌質を変えていくのに数ヶ月はかかりますので、一緒に頑張りましょうとお伝えしています。

面皰にはこの2種類のお薬を使うことが多いです。

ディフェリンゲル(アダパレン)、べピオ(過酸化ベンゾイル)はどちらも肌のターンオーバーを整えて、毛穴のつまりを改善します。

副作用として、ほとんど全ての方に赤みやひりひり感、肌のかさつきが出てくるので、前もって保湿剤と一緒に使って頂くようお話しています。

また、かぶれてしまう方も時々いらっしゃるので、その場合は使用を中止します。

より効果が欲しい時は、エピデュオ(2つを合わせた合剤)を使います。

より強力な効果がありますが、その分副作用の赤みや乾燥の症状も多くなります。まずは部分的に使ってみて、問題ないようなら顔全体に使うようお話しています。

あと、注意点がひとつ。妊娠している可能性のある方は、ディフェリンゲル、エピデュオは使えません。診察時に必ずお聞きしていますが、心当たりのある方は事前におっしゃってくださいね。

赤ニキビにはこれに加えて抗生剤の軟膏を使います。代表的なものはアクアチム、ダラシン(クリンダマイシン)、ゼビアックスローション等です。

軟膏やクリーム、ローションといった選択肢があるので、好みに応じて使い分けます。あまりに使い過ぎると耐性菌が出てくる危険性があるので、必要最低限に留めます。

基本的にはべピオ、ディフェリンゲル、エピデュオと併用します。
「いちいち2つも塗るなんて面倒くさい」という方には、デュアック (べピオ+ダラシン)という便利な製剤もあります。合剤なので、塗るのは1種類のみと楽なのですが、抗生剤が入っているのでずっとは使えません。

たくさん書いてきましたが、ニキビは
ひとりひとり治療が異なり、それこそオーダーメイドできるようになってきています。

当院では一人ひとりの症状や肌質、生活スタイルに応じて治療をご提案しています。気になる症状がある方はぜひご相談ください。