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2025.08.19

皮膚科専門医によるニキビ・皮膚科ブログ

日本美容皮膚科学会で得られたこと  酒さとニキビ イソトレチノインに関して

先日大阪にて行われた第43回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会

に参加してきました。

 

 

 

 

 

 

土曜日の外来終了後から参加し、興味深いセミナーいくつかと企業ブースを回ることができました。

 

 

 

治療や製剤は日進月歩。

 

 

置き去りにならないよう最新の治療に関しては知識をアップデートしながら日々の診療に活かしていきます。

 

 

 

 

 

今回の学会では主に酒さ(赤ら顔)・尋常性ざ瘡(ニキビ)に関しての講演を聞きました。

 

 

 

酒さと尋常性ざ瘡は鑑別に迷うことも多く、合併することも多い疾患です。

 

 

 

 

合併率は9.1%。

 

 

 

ニキビと診断され治療していても、ほてりが続く、赤みが引かないなどがあるようならその症状は酒さかもしれません。

 

 

 

 

 

酒さの悪化因子は様々ですが、一番多いのが日光。次に心理ストレス、高気温と続きます。

 

 

その悪化因子を避けることだけで改善することも少なくありません。

 

 

 

 

現在保険治療で処方できる外用薬はロゼックスゲル®のみですが、接触皮膚炎に注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

保険適用外の治療として、当院ではイベルメクチンクリームやゼオスキンヘルスのロザトロール®を始め、ノーリス(光治療)など様々な治療で対応しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また難治性のざ瘡に処方することがあるイソトレチノイン。

 

 

 

 

 

催奇形性といって妊娠すると赤ちゃんに影響があることが分かっている薬です。

 

 

影響としては小耳症や顔面、心臓や中枢神経の奇形、流産などが挙げられます。

 

 

 

 

皮膚科で古くから使われているビタミンA製剤のチガソンよりは血中半減期が短いですが、投与中と治療終了後1ヶ月は避妊が必ず必要とされています。

 

(当院では念のためもう少し長くの避妊をお願いしています)

 

 

 

 

今はオンライン診療や個人輸入で内服している方も多く、その場合は催奇形性のことや採血の必要性の説明も受けたことがない方もいて、驚かされます。

 

 

当院でも治療を行っていますが、あくまでも難治性の場合のみで、採血などのフォローを必ず受けて頂ける方・妊娠の可能性がない方に限定して処方しています。

 

 

 

 

万が一妊娠が発覚した場合の対応などを学びました。

 

 

 

その他ヒーライトの治療、たるみ治療XERFの施術法など得られた知識は今後の診療に活かしていきます。

 

 

新しい製剤の知識なども仕入れてきましたので、導入する場合はまたホームページやインスタ等でお知らせしますね。

 

 

酒さ・ニキビでお悩みの方、もちろん他の皮膚疾患も😊

 

是非当院にご受診ください。