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治療法・機器別
ボトックス注射

ボトックス注射

ボツリヌス治療薬注入は、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種を注射する治療で、筋肉の働きを弱めて、しわをできにくくする治療法です。

筋肉の収縮によってできる、眉間や目尻の “表情じわ”を目立たなくすることによって、お顔全体の印象が効果的に改善され、自然な仕上がりが得られます。

ボツリヌスとは、ボツリヌス菌の毒を抜いたタンパク質の製剤を指します。

ボツリヌス治療の歴史

ボツリヌス治療は、米国において1970年代から眼瞼けいれんや斜視、多汗症など、医療の現場で使用されてきた長い歴史があります。

美容医療で使われるようになったのは1980年代後半からと言われていて、2003年にはアメリカのFDA(食品医薬品局)により、しわ治療薬として認められました。

日本では2009年に、65歳未満の眉間の表情じわへ、2016年5月から、65歳未満の目尻の表情じわへの治療が厚生労働省に承認されました。

 

ボトックス注射の効果

額や眉間、目じりなど、表情筋の収縮によるしわを改善するのに効果的です。ボトックスは、注射した筋肉の収縮を抑えることでしわをなくします。また、老化によるしわの進行も防ぎます。

 

たとえば眉間の場合、眉が寄せられなくなるので、縦じわが消失し、なめらかな皮膚になります。

施術2、3日後から効果が出現し、3~6か月持続します。はじめは少し違和感があるかもしれませんが、徐々に慣れてきます。

 

ボトックス注射

 

▼ こんな症状に適しています

しわ

治療法について

ボツリヌス治療の流れ

多くの場合、麻酔クリームを塗ったあと、細い針でお顔の特定の筋肉に注射します。

一般的に、2~3日後から徐々に効果が現れてきます。

その後2週間程度で効果は安定し、3~4ヵ月程度持続した後、数週間かけて徐々に消えていきます。

ボツリヌス治療は、ダウンタイムがほとんどない、アメリカでは年間676万人以上の施術回数がある最もポピュラーなアンチエイジング美容治療法※となっています。

※American Society of Plastic surgeons 2015 Plastic Surgery Statistic Report Data

厚生労働省から承認

当院では、厚生労働省が承認したボツリヌス治療薬 BOTOX VISTA©を使用しております。

承認を受けた製剤は、製造工場でボツリヌス菌の精製から製造・保管・輸送まで、すべてのプロセスにおいて徹底的に管理されます。

その後、厚生労働省に承認された厳格試験を実施し、徹底した温度管理のもと保管されます。

また、販売後も追跡調査を行うなど、常に有効性と安全性を確認しています。

取扱ボトックスの種類

当院のボトックス治療にはアメリカ アラガン社製 ボトックスビスタ、韓国製のボツラックスの2種類を取り扱っています。

アメリカ アラガン社製 ボトックスビスタ

アメリカの大手医薬品メーカー、アラガン社の製品です。世界中のしわ取り施術で使用されており、世界シェア第1位。FDA(米国食品医薬品局)の認可を受けています。

 

ボツラックス(韓国製)

韓国のHugel(ヒューゲル)社の製品で、ボトックスビスタのジェネリックに該当します。韓国のKFDA(食品医薬品安全庁)から承認を受けています。ジェネリック薬剤のため、料金がお手頃になっていますが、効果はほぼ同等と言われています。HugelのBOTULAXは韓国BTX市場において4年連続でシェア1位。

効果もボトックスビスタと同等で、当院でも特に問題が発生した事はありません。

 

2024年2月29日にボツラックスは米国FDAに承認されました。

ボツラックスは既に、欧州、中国、南米、アジアなど世界30ヵ国以上で展開で承認されており、国によってはブランド名が違いますが中身は同じになります。米国での承認名は「Letybo(レティボ)」となります。