PAGE TOP

保険診療
ニキビ

ニキビ

にきびは、皮膚の慢性炎症性疾患に位置付けられています。
思春期の数年間にわたり症状が続き、悪化させると治すことのできない痕(あと)が残ることがあります。

また思春期だけでなく大人のニキビ(アダルトニキビ)にお悩みの方も老若男女問わず多くいらっしゃいます。また、炎症がひどいニキビはニキビ跡となって長く残ってしまいます。

治療はスタートが早ければ早いほど効果が出やすいです。今はいろいろな新しい薬がありますので、諦めずにぜひご相談ください。治った後の赤みや瘢痕、クレーターなどに対しても有効な治療をご紹介します。

原因・治療について

大人のにきびとは

大人になってもにきびの症状が続いたり、大人になって初めてにきびができる人もいます。このようなにきびが大人のにきびです。

 

大人のにきびの発症メカニズムは思春期のにきびと同じですが、女性に多く、悪化因子としてストレスや睡眠不足、生活の不規則、不適切なスキンケアなどが見られます。また、思春期と比べると乾燥肌の方が多いため、治療の副作用軽減のために保湿剤が必要になる場合があります。

 

治療法について

保険診療では以下のような治療法を組み合わせて行います。
・内服療法(抗生剤、ビタミン剤)
炎症が長引けば長引くほど、ニキビ跡やクレーターになる可能性が高くなるため、炎症が強い場合は抗生剤を内服して炎症を早く引かせます。ビタミン剤が有効なこともあります。
・外用療法(抗生剤含有剤、過酸化ベンゾイル、アダバレンゲルなど)
赤く炎症を伴うニキビには抗生剤の入った外用を使用します。ニキビの前段階の面皰(めんぽう)から治すことが重要ですので、角質代謝に作用する過酸化ベンゾイル、アダバレンゲルなど併用し、ニキビのでき始めの段階から治療していきます。
ニキビの治療では維持療法もとても大事です。良い状態を継続させるよう定期的に通院しましょう。

また、治りにくいニキビや赤み、瘢痕、クレーターに対しては自由診療でケミカルピーリングやレーザー治療、ダーマペンなどのご紹介もしています。