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にんいいん
任医院

皮膚科・美容皮膚科

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2020.02.15

NIN Clinic 美容情報ブログ

しわ、たるみ治療 ①ボトックスについて

こんにちは。京都市の任医院 皮膚科・美容皮膚科の医師の浅井です。

しわ、たるみのご相談で来られる方はたくさんいらっしゃいます。

しわ、たるみにはいろんな種類があって、それぞれアプローチ法が変わってきます。

皮膚は上から順番に表皮、真皮、皮下組織、筋肉、骨でできています。しわ、たるみは表面だけ治せばきれいになると思いがちですが、実はこの全てが関わってきています。

 

①表皮のしわ、いわゆるちりめんじわ

乾燥によるものがほとんどです。これは保湿をしっかりすることによって比較的早く改善することができます。

②真皮のしわ

日焼けや加齢によってコラーゲンが減って弾力性が低下して起こります。そこに対する治療としてはダーマペンやベビーコラーゲンなどがあります。

③皮下組織

体重が増えたり、年齢によって下に脂肪が移動すると、たるみ、いわゆるブルドック顔の原因となります。これには脂肪溶解注射もある程度は効きますが、限界があります。ですので、当院ではスレッドリフトで物理的に脂肪を上にキュッと引っ張ってあげる治療をお勧めしています。

④筋肉

笑ったり、怒ったり、泣いたり・・・。顔は筋肉の種類がとても多く、だからこそ表情豊かに毎日を送れます。それを毎日毎日、長年繰り返すことによって、折りジワがどうしても出てきます。これが表情ジワです。

これにはあとからお話しするボトックスが効果的です。

⑤骨

ご存じない方も多いかもしれませんが、骨も年齢に伴って小さくなってしまいます。

代表的なのが額、こめかみ、頬です。減ってしまったボリュームは補ってあげると若々しさを取り戻すことができます。ここに効果的なのがヒアルロン酸になるます。

 

 

ざっと説明してきましたが、一口にしわ、たるみといってもいろいろな原因がありますので、それぞれの層にあった治療をするのが大切になってきます。

 

今日はその中でもボトックスについてお話します。

 

「ボトックス」と聞くと、表情が固まってしまう気がすると怖がってしまう方も多いですが、それは使い方次第。正しい分量で正しい筋肉に注射すれば、不自然な表情になるのを防ぐことができます。

特に眉間の皺は、怖く見える、年をとって見えるなど、あまりいいことがありません。また、深く折りジワが刻まれてしまうと、いざボトックスを打っても完全には皺を消すことはできません。「あれ、眉間の皺が消えなくなってきた・・・」 そう思ったときが治療のチャンスです!!

 

ボトックスは表情筋の緊張を和らげてしわを目立たなくさせる効果があります。非常に細い針で注射するので、痛みはそこまでありません。当日には効果はでませんが、数日後から徐々に効果が出てきます。

当院では最初から高用量を入れることはせず、最初は少ない量から注射することをお勧めしています。それで違和感が出ないか見ていただき、足りないようなら後日「タッチアップ」として来院いただき追加注入をさせていただいています。

 

打つ部位や打ち方にもいろいろな方法がありますので、気になる方はご相談ください。