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2021.01.26

皮膚科専門医によるニキビ・皮膚科ブログ

太田母斑 異所性蒙古斑 保険適用でレーザー治療を行っています

当院で使用しているピコレーザー「エンライトン」が2020年から生まれながらのアザ(太田母斑や異所性蒙古斑)や外傷性刺青(外傷によって傷に砂やアスファルトの破片などの異物が入って取れなくなった状態)にも保険適用となっています。

※扁平母斑(茶あざ)は適応外です。

 

 

 

 

 

太田母斑や異所性蒙古斑は以前からQスイッチレーザーによる治療は広く行われていました。ピコレーザーを用いると、これまでの治療よりも炎症後の色素沈着の期間が短くなることが期待できます。(ピコレーザーによる治療でも炎症後色素沈着は必ずでてきます)

 

痛みが強いので、麻酔クリームを塗布後に照射します。治療間隔は大体3ヶ月毎となります。

 

治療後は赤み、痛みが出るため、軟膏を塗っていただき、治療後1週間程度は軟膏外用とガーゼ保護が必要となります。学生の方は長期休みごとに治療される方が多いです。

 

起こりうる合併症としては水疱、内出血、色素沈着、色素脱失、色むら、色素の残存などです。

費用に関しては、範囲によって異なります。(3割負担で¥6,000~¥11,850)ご希望される方は一度ご相談ください。また、レーザーに関してはご予約になるため当日の施術はできません。ご了承ください。