2025.10.13
ピコレーザーによるほくろ除去
今回はピコレーザーによるほくろ除去の症例のご紹介です✨
そもそもほくろとは?
「ほくろ(色素性母斑)」は、母斑細胞が増えてできる皮膚腫瘍です。
良性ですが、悪性腫瘍(悪性黒色腫や基底細胞がん)と紛らわしい場合があるので、ダーモスコピーにて必ず診断してから除去希望の場合は治療を行います。
ほくろにはいくつかのタイプがあり、治療法はその種類や深さによって異なります。
平らなほくろは、大きさや色によってはピコレーザーでの除去をおこなうこともできます。
盛り上がったほくろや、毛が生えるほくろは手術(くりぬき)、CO2レーザーのどちらかで治療を行っています。
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当院ではほくろ除去は
①手術(くりぬき)
②CO2レーザー
③ピコレーザー
の3種類で行っています。
ピコレーザーでのほくろ除去とは?
ピコレーザーは、従来のレーザーよりも照射時間が短く・熱ダメージが少ないため、
皮膚への負担を最小限に抑えながら、メラニンを細かく分解します。
痛みが少なく、傷あとが残りにくいのが特徴です。

小さいほくろ(平らなタイプ)であれば、切らずに1回で除去できることもあります。
ただ、ほくろの細胞を除去するというより、内部に含まれるメラニン色素を除去する治療法になるので、効果が出ず数回かかることがあります。
また、再発する可能性もあることは必ずご説明しています。盛り上がったほくろは治療対象外になることがほとんどです。
ピコレーザーでのほくろ除去の特徴
メリット
術後の赤みやかさぶたが少なく、傷あとが残りにくい
平らな小さいほくろの除去に特に適しています
デメリット
効果がない場合がある
再発率が高い
では、症例のご紹介です。小さなほくろを2ヶ所施術しています。

ほぼ分からない状態になりました。大きさや部位、皮膚の色によって効果は個人差があります。
次回はCO2レーザーでのほくろ除去症例をご紹介します😊
当院ではほくろに関する相談はまずは悪性でないかどうかを保険診療にて診断します。
その後、ご希望される方は、後日保険外診療にてレーザー治療を行います。
「気になるほくろを取ってみたいけど、傷あとが心配…」
一度診察にてご相談ください。
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治療の流れ(ピコレーザーの場合)
1. 診察
悪性かどうかの診断・大きさを確認し、治療方法を決定します。
2. レーザー照射
ピコレーザーを照射します。(種類によっては切除、CO2レーザーで行います)
3. 処置後のケア、再受診
2週間ほど軟膏と保護テープでケアして受診頂きます。
赤みや色素沈着が3-6ヶ月続く可能性があります。
治療回数: 1回~
ダウンタイム: 約2週間(テープ保護)
費用: 1個 5,500円(税込)〜
リスク・副作用: 赤み、色素沈着、再発の可能性
治療後の注意点
• 紫外線対策をしっかりしてください。
• かさぶたを無理に剥がさないでください。
• 赤みや色素沈着が出た場合は美白外用薬などで対応します。









