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2020.12.11

皮膚科専門医によるニキビ・皮膚科ブログ

わき汗のお悩みに エクロックゲル処方開始しています

日本初の保険適用の原発性腋窩多汗症用外用剤、エクロックゲルが発売されました。

 

 

 

今までは塩化アルミニウム液を院内で作って処方していました。他にはボトックス注射も保険適応の治療法ですが、痛みと高価であることがネックになる方もいらっしゃいました。

 

 

11月に「原発性腋窩多汗症」に対してエクロックゲルが発売になりました。原発性腋窩多汗症とは、汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないのにもかかわらず、多量のわき汗に悩まされる疾患です。

 

 

エクロックゲルは、有効成分が皮膚から浸透して、エクリン汗腺の交感神経から発汗の指令を受け取る部分をブロックすることで、発汗を抑えることが期待できます。

 

 

1日1回、両脇に塗布していただきます。1本で2週間分となります。

 

全てのわき汗の方に適応になるわけではないので、処方には診察が必要となります。ご相談ください。